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イベント、共創活動

2021.08.01

新渡戸文化学園との共催、工藤勇一先生ご登壇イベント

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「正解のない時代を生き抜く、未来をつくる学校とは」をテーマに2021年7月31日に新渡戸文化学園との共催イベントをしました。

本イベントの内容を、母親アップデートコミュニティ発起人のなつみっくすがレポートします。

ゲストは、工藤勇一先生と山本崇雄先生です。

工藤先生は、世の中の「当たり前」をやめるという学校改革で話題沸騰になった、前・麹町中学校校長であり、昨年から横浜創英中学・高等学校の校長をされています。

私は、教育には全く詳しくない、単なるひとりの母親です。でも、工藤先生がおっしゃっている「自律」や「心理的安全性」は、まさに運営する母親アップデートコミュニティで大切にしていることなので、同じ理念を目指していると勝手ながらに思っております。

工藤先生といつか直接お話をしてみたいと思っていたので、こうやってイベントでご一緒になることができて、すごくうれしいです。

「教えない授業」を提唱されている新渡戸文化学園の山本崇雄先生にもご登壇いただき、「正解のない時代を生き抜く、未来をつくる学校とは」をテーマにお話をしていきました。

このイベントからの個人的な学びをレポートしていきます。

湯朝かりんさんに描いていただいたスケッチノートに、イベント全体のまとめが入ってます。

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目次

  1. 「自律」を目指すと、好きなことが見つかる?
  2. できないことは、無限の可能性

「自律」を目指すと、好きなことが見つかる?

今回のイベントで何度もでてきたキーワードが「自律」。

自分で考え、判断し、行動すること。

これを学校として目指しているというのが一貫したメッセージでした。

「子どもには好きなことをさせよう」という話は最近よく聞くのですが、「好きなことが見つからない場合は、どうすればいいのか?」を質問しました。

枠にはめられたり、「与えられる」ことに慣れてしまっていると、自分でなにかしようという気持ちが起きなくなってしまう。

たとえば、毎朝のように親が子どもを起こしに行っていると、「なんで、もっと早く起こしてくれなかったの?」とか、与えられるサービスに不満を言うようになる。

そうではなくて、「自己決定」つまり、自分で決めることを積み重ねていけば、だんだんと自分がやりたいこと、好きなことが見えてくるようになる。

工藤先生がおっしゃっていたのは、親としては「3つの声がけ」を意識すること。

3つの声がけを拡大表示

①「どうしたの?」
シンプルにただ子どもが発する言葉を受け止める
不満を言われると、怒ってしまいそうになるけど、受け止める。

②「どうしたい?」
子どもの意思を聞く。
さきほどの朝起きる例であれば、「あしたの朝どうしたい?」と聞く。勝手にサービスしない。

③「なにかできることある?」
親としては、子どものことをサポートする。

子どもの意思が、親が望んでいるものでないこともよくある。それでも、子どもの意思を尊重する。

そして、子どもが決めたのに3日坊主になってしまったとしても、「3日坊主は大人でもあるんだよ。」と認めてあげる。

受け止める、意思を尊重する、サポートする、この「自己決定」のサイクルを回していくことで、心理的安全性がつくられて、好きなことが見つかるようになったり、なにかチャレンジができるようになっていく。

これって、まさに大人でもいっしょ。私たち母親アップデートコミュニティでも全く同じことを大切にしていると感じました。

できないことは、無限の可能性

なにか子どもができないことがあると、他の子と比べてしまったり、「なんで小学生にもなったのに、できないの?」とか言ってしまいそうになっちゃいますよね。

でも、「できないことを否定しない」。これが大事だそうです。

なぜなら、「できないことは、無限の可能性があるってことだから。」と山本先生がおっしゃっていました。

さきほど書いた3日坊主も同じで、「できるための工夫ってあるかな?」と聞いてみる。そうすると、子どもが自ら考えて、工夫するようになる。

否定してしまうと、「自分はできないんだ」と負のループに入ってしまうだけ。そして、親から見放された感覚も持ってしまう。親としては、どうやったら子どものサポートをできるかを考える。

今回のイベントで、工藤先生、山本先生がおっしゃっていた言葉のひとつひとつが身にしみました。ここに書ききれないくらいですが、特に大切にしたい「自律」と「できないことは、無限の可能性」の2つを書きました。

これらは学校でも、家庭でも、コミュニティでも大切なことですよね。この2つを意識していきます。